
谷川俊太郎さんの詩と
松本大洋さんの絵でつくられた絵本 「かないくん」
テーマは「死ぬってどういうこと?」
読んでみて、なんだが懐かしさで一杯になった。
私が小学校入学した時、
クラスではじめて口を聞き、友達になった女の子がいた。
その子は2.3か月で学校に来なくなり、
数か月後に病気で亡くなった。
療養中も私の事を口にし、
「友達」だと云っていたらしい。
私は正直そこまで仲良しだと思ってなかった。
お葬式の時、私が代表でお別れのあいさつをした。
泣いてる友達もいたが、私は泣けなかった。
「かないくん」を読み、その当時を思い出した。
先日購入し、読んだ時は何の感情もわかなかった。
昨日、ふらっと手に取り、もう一度読んだ。
訳もわからず、涙があふれ出た。
しばらく止まらなかった。
死ぬってどういうことかなんて、
死んだことないからわからない。
わかるのは、
必ずその時がいつかはやってくること
私はあの子より40年ちかくも長く生きてる。
でもあの頃とあんまりかわらへん。
また仲良くなれるかな。
なりたいな。